伝統草農法

草農法による有機野菜生産や

モアークでは、栽培過程で農薬や化学肥料を使用せず、堆肥づくりも自然にある土着菌を活用し、人工培養されたものは一切使用せず歴史に学びながらの伝統的な草農法を行っています。草農法とは農薬や化学肥料が使用されるより以前、世界中で古来より行われてきた伝統的な農法です。自然界では、植物は枯れた後、土壌動物や菌類、微生物などにより分解され、腐葉土と呼ばれる土になります。この腐葉土は長い時間をかけ更に分解され、再び植物の栄養となります

草農法の土に含まれる自然の恵み

半年がかりで作りあげるモアークこだわりの土には、大自然の三つの恵みが隠されています。一つ目は自然循環を壊さない農法を行うために、草を主原料とする堆肥づくりです。自然な味わいを引き出すために目をつけたのは川原の草です。農場近くの小貝川には、イネ科やマメ科など生命力の強い野草が豊富に生えています。カルシウム豊かなスギナに、窒素が多く含まれるクローバーなどです。栄養分が豊富で、除草剤などを使用していない、安全な草を探し出し仕入れています。毎年初夏になると、河川事務所が洪水防止のため草刈をします。この草を毎年175トン譲り受け、農場で撒く一年分のたい肥の原料として使用しています。
二つ目は最高品質の「にがり」です。昔ながらの製法にこだわる大分県にある製塩場では、満潮時のキレイな海水から天然の塩を作っています。
この塩作りの過程で出るにがりを、刈り集めた草のたい肥に加え、草だけでは補えない自然のミネラルを補っていきます。
そして無農薬のもみ殻、米ぬかなどを合わせていきます。

三つ目は鶏糞です。鶏糞は作物の成長を助ける窒素を多く含み、草だけでは足りない養分を補う役割があります。仕入先は千葉県にある養鶏場です。こちらで育てているのは、今では数少なくなった国産の鶏です。そしてご主人が何よりこだわるのがその餌です。化学肥料や遺伝子組み換え技術を使っていない、大豆、とうもろこし、にんにくなど14種類もの安心・安全なものを配合しています。

こだわりの餌で育てた健康的な鶏のふんで土を発酵させると、土の温度は80℃以上に上昇します。この過程で害虫などは死滅し、微生物が土を細かく分解し、柔らかいたい肥に変えていきます。こうすることで野菜に必要な栄養分だけが残ります。
これらを毎年5月末頃から仕込みを始め、およそ半年かけて熟成させれば、草たい肥の出来上がりです。
川原の草、天然にがり、こだわりの鶏糞、もみ殻や米ぬかを配合した自然のものだけで作る土にこだわっています。
この土で育つ野菜は、安全・安心、味も良く栄養価の高い有機野菜になります。人工培養されたものは一切使用せず、歴史に学びながらの伝統的な草農法を行っています。


有機農業に欠かせない雑草取り

雑草取りは有機農業で最も大切で大変な作業です。農薬を使わず、栄養分の豊かな畑では、放っておくと雑草が生え放題となってしまうため、日々の手入れは欠かせません。
時には、一日12時間つづけて雑草を取り続ける日もあります。
足腰に大きな負担となる雑草取りですが、これも自然に優しい草農法だからこその苦労です。収穫作業においても、機械なら30分ですむ作業ですが、約10倍の時間をかけ、手作業にこだわっています。